コロナ禍による社会変化とこれから進んでいく方向
コロナ禍の影響は引き続き続いています。
夏休みもまじかですが、なにより、健康第一でいきましょう!
気を付けながらも行きたくなるのが、本屋さん。
雑誌コーナーでは経済雑誌はもちろん健康や趣味雑誌でも、いかに免疫強化を図るか、おひとり時間をどう有益に過ごすか、などウィズコロナ、アフターコロナのテーマ特集が目白押しです。
今回のコロナショックが与えた社会・経済への広範囲におよぶ影響度合いがこういったところからも強く感じられます。
わざわざ外へ出ていかずとも、在宅勤務が長期間続いていたり、家から入るオンライン会議が一気に増えたりと、働き方や暮らし方にもそのインパクトを日々実感されている方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍を経て、社会がどの方向に進んでいくのかについては、日々いろいろな分析や提言を目にします。
既存秩序の崩壊、地政学上の変動、DX社会の到来、組織・雇用体系の変革、持続性社会へのシフト、多様性促進などなど・・・。
個人的にはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が6月24日に発表した短信レポート「コロナ禍後の社会変化と期待されるイノベーション像」がとても参考になりました。
新型コロナウィルス感染症の拡大を受けて、「今何が起こっているのか」、「コロナ禍後の社会はどうなるか」、さらには「コロナ禍後の社会に期待されるイノベーション像は何か」についての分析が丁寧に説明されています。
いろいろな情報を日々見てきて総合してみたところ、こんな見立てを持つようになりました。
これからの社会は何か全く新しい未知の世界へ進んでいくというよりは、オンラインとオフラインの融合などこれまでも本当は向かおうとしていたんだけど、従来の慣習とか優先順位が低かかった、とかでなかなか進めなかった「既知」の未来への方向へ、否応なしに一気に舵を切られちゃった、ということではないかと。
見えていたけど進めていけてなかった未来の先取り、といってもいいかもしれません。
ある専門家はその動きを社会の「方向転換ではなく、加速」と表現していました。
できるならその変化のあおりを受ける側ではなく、変化を作る側へ回りたいものです。
そういうことも含めて、アフターコロナの未来、ここからどうするかはそれぞれ一人一人が考えないといけない課題、といえるのかもしれません。