「システマ」に学ぶ逆境に強い『心と思考』のつくり方
昨日、あるセミナーを開催しました。
今回は逆境に強い「心と思考」のつくり方をテーマに、コロナウィルスによるパンデミックがもたらしたニューノーマルを生き抜く上で大事なメンタルのあり方、マインドのつくり方について、特殊部隊発のセルフマネジメントメソッド「システマ」の第一人者の先生に講義いただきました。
実演を交えながら、呼吸法を使って、高ストレス下でもメンタルをマネジメントする仕方について楽しく学ぶことができました。
特に個人的に体感をもって納得できたのは、風船を使った恐怖心と呼吸法のエクササイズでした。🎈
①最初に風船に空気を入れて膨らまします。(そもそもこれがマスク生活に慣れているとなかなかうまくいきません)
②その後、椅子の上にその風船を置いて、上に腰かける直前で止めます。体に意識を向けて心拍数が上がっていることを確認します。
③そして実際に膨らませた風船の上に勢いよく座り、風船を割ります。大きな音がして恐怖心が最高潮に達します!
④ただその後、少しずつですが、風船が割れたという安心感とともに、呼吸を整えることで心拍数が落ち着き、体がリラックスしていくのが分かります。(笑顔が出たりします)
この実験を通じて先生からは、リラックスした状態はショックの後に訪れるものであるとの説明がありました。
そしてリラックスするためには、鼻から吸って口からゆっくりと出すという呼吸法が役立つことも教わりました。
体の感覚を通して学べたのは、文字通り身をもって知る体験になりました。
現在はマスク生活が当たり前となり、私たちの呼吸は浅くなっている傾向があるそうですので、体に意識を向けてリラックスさせるこの呼吸法は自分の習慣にしたいと思います。